東京工業彫刻協同組合組織図


組合活動


東京工業彫刻協同組合は彫刻だけにとどまらず、産業界の幅広い分野の仲間が集まり、懇親を深めながら経営や技術に関する情報交換を行っております。
所属事業所は創業100年を超える老舗メーカーから設立間もない会社まで事業規模も多岐にわたり、また事業分野も工業彫刻や金型だけにとどまらずモノ作り全般に拡大しています。
中には貴金属ジュエリーやプラスチック製品、キャラクター商品などの製造販売を行う事業所もあり、彫刻の枠組みを超えた、さまざまな分野の情報が集まる時代のニーズにマッチングした集合体です。

組合組織は現在4支部、その他に青年部会やゴルフ部会(CG会)などがあり、新年会、総会、各支部会をベースにして、工場見学や各種講演会、勉強会、旅行など、組合員の親睦を通じて活発な活動をしています。
組合事業所も60年前の発足当時から移って第二、第三世代が中心となっており、SNSを使った情報発信などを通じて共同受注にも力を入れております。

現在、幅広く組合メンバーを募集中です!

職人さんに聞こう


今や「スーパー技能者」という言葉があるぐらい、職人は「ものづくり」のプロです。
かつて東京工業彫刻協同組合創設に関わった「(有)友成工芸」初代社長・友成 健さんにお話を伺いました。
組合のこと、技術のこと、そして友成さんが研究していらっしゃる「竹定規」のこと。何よりも印象に残ったのは、「職人気質」という言葉。粋な江戸っ子という代名詞がぴったりの友成さんとの楽しいひとときを、皆さんにもお届けしたいと思います。

昭和27年、友成工芸は、友成 健さんによって、創設されました。当時、東京工業彫刻協同組合は、「飲み合い」という親睦を目的に各ブロックごとに集まっていました。「いっぱいやるか?」という声がかかれば、集まる支部、集まらない支部、さまざまです。経営のこと、仕事のこと、家族のこと、いろいろな話はするけれども、技術のことは、黙して語らず。そんな「職人カタギ」が生きていた時代だったそうです。

組合創設当時から、友成さんは、世田谷区・上目黒と合同になっていた上世支部の組合員。ある年、支部選出の理事を引き受けてから、組合と深く関わっていかれることになります。「こういうこと、ああいうことやろうっていうと、言いだしっぺがやんなきゃってさ。いろいろな企画の提案は秋が良いんだよ、企画の立案だけして、次の人に任られるから。」と、楽しそうに当時を思い出して話されました。

技術検定の指導書として有名な「工業彫刻技術指導書」の作成も、忘れられない思い出のひとつです。傍らで「友さん、(自分が)書き出すのは良いけど、止まらないよ。」他の方が作成した初めの2、3枚から後、ず~っと書き足して行くことに。やっと終わり頃になって、皆でやれやれとひと安心。出来あがってみたら、当時の理事長のお名前を入れるのを忘れていて…でも、優しい理事長からはお咎めなく、大変、恐縮されたとか。ものづくりの技術を文章に表すことは、難しい。その工夫に四苦八苦だったそうです。

皆さんは、竹定規に人の手で、ひとつづつ、目盛を入れる所をごらんになったことがありますか?私は、カシャン、カシャンと機械音に合わせ友成さんが動かす刃先を見て、大変に感動しました。「竹定規」ですよ!懐かしいなぁ!!

友成さんが残された、書き込みのびっしりと入った指導書。その行間の合間から頑固で粋な職人の心意気が見えたような気がいたします。技術は人の手で伝えるもの。作るもの。そんな気持ちの上に今の工業彫刻の機械化をともなった発展があると思いました。

友成さん、ありがとうございました。

東京工業彫刻協同組合
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町15-8
高木産業会館418号
TEL 03-5456-3551
FAX 03-5456-3552
月・火・木・金 10:00~17:00
メ-ルでのお問い合わせはこちらへ

Copyright © 2016 TKCK All Rights Reserved.

東京工業彫刻協同組合組織図


組合活動


東京工業彫刻協同組合は彫刻だけにとどまらず、産業界の幅広い分野の仲間が集まり、懇親を深めながら経営や技術に関する情報交換を行っております。
所属事業所は創業100年を超える老舗メーカーから設立間もない会社まで事業規模も多岐にわたり、また事業分野も工業彫刻や金型だけにとどまらずモノ作り全般に拡大しています。
中には貴金属ジュエリーやプラスチック製品、キャラクター商品などの製造販売を行う事業所もあり、彫刻の枠組みを超えた、さまざまな分野の情報が集まる時代のニーズにマッチングした集合体です。

組合組織は現在4支部、その他に青年部会やゴルフ部会(CG会)などがあり、新年会、総会、各支部会をベースにして、工場見学や各種講演会、勉強会、旅行など、組合員の親睦を通じて活発な活動をしています。
組合事業所も60年前の発足当時から移って第二、第三世代が中心となっており、SNSを使った情報発信などを通じて共同受注にも力を入れております。

現在、幅広く組合メンバーを募集中です!

職人さんに聞こう


今や「スーパー技能者」という言葉があるぐらい、職人は「ものづくり」のプロです。
かつて東京工業彫刻協同組合創設に関わった「(有)友成工芸」初代社長・友成 健さんにお話を伺いました。
組合のこと、技術のこと、そして友成さんが研究していらっしゃる「竹定規」のこと。何よりも印象に残ったのは、「職人気質」という言葉。粋な江戸っ子という代名詞がぴったりの友成さんとの楽しいひとときを、皆さんにもお届けしたいと思います。

昭和27年、友成工芸は、友成 健さんによって、創設されました。当時、東京工業彫刻協同組合は、「飲み合い」という親睦を目的に各ブロックごとに集まっていました。「いっぱいやるか?」という声がかかれば、集まる支部、集まらない支部、さまざまです。経営のこと、仕事のこと、家族のこと、いろいろな話はするけれども、技術のことは、黙して語らず。そんな「職人カタギ」が生きていた時代だったそうです。

組合創設当時から、友成さんは、世田谷区・上目黒と合同になっていた上世支部の組合員。ある年、支部選出の理事を引き受けてから、組合と深く関わっていかれることになります。「こういうこと、ああいうことやろうっていうと、言いだしっぺがやんなきゃってさ。いろいろな企画の提案は秋が良いんだよ、企画の立案だけして、次の人に任られるから。」と、楽しそうに当時を思い出して話されました。

技術検定の指導書として有名な「工業彫刻技術指導書」の作成も、忘れられない思い出のひとつです。傍らで「友さん、(自分が)書き出すのは良いけど、止まらないよ。」他の方が作成した初めの2、3枚から後、ず~っと書き足して行くことに。やっと終わり頃になって、皆でやれやれとひと安心。出来あがってみたら、当時の理事長のお名前を入れるのを忘れていて…でも、優しい理事長からはお咎めなく、大変、恐縮されたとか。ものづくりの技術を文章に表すことは、難しい。その工夫に四苦八苦だったそうです。

皆さんは、竹定規に人の手で、ひとつづつ、目盛を入れる所をごらんになったことがありますか?私は、カシャン、カシャンと機械音に合わせ友成さんが動かす刃先を見て、大変に感動しました。「竹定規」ですよ!懐かしいなぁ!!

友成さんが残された、書き込みのびっしりと入った指導書。その行間の合間から頑固で粋な職人の心意気が見えたような気がいたします。技術は人の手で伝えるもの。作るもの。そんな気持ちの上に今の工業彫刻の機械化をともなった発展があると思いました。

友成さん、ありがとうございました。