東京工業彫刻協同組合

工業彫刻を知る

❚工業彫刻とは、

工業彫刻とは、まさに最高級の加工技術といえるでしょう。

彫刻機・レーザー彫刻機・NCなど高性能な機械と職人の技術を駆使し、高精度な文字や柄を彫り込む加工技術です。

更に、機械加工では難しい細かな個所は昔ながらの鏨₍たがね₎を使い手加工で丁寧に加工する工場もございます。

一般的に彫刻は銅像などの芸術的なものを連想されがちですが、工業彫刻は芸術品などの一品ものとは違い、量産性を持たせた製品に使用されております。

❚工業彫刻の特徴

工業彫刻の主な特徴は、耐久性と高級感です。

 

硬い素材にドリルやレーザーで掘り込むため、年月の経過や風雨にさらされても、半永久的に消えることがない耐久性 と、また、彫り込んだ凹凸によって見た目や感触に高級感が出る 事が特徴としてあげられます。

❚工業彫刻の種類

工業彫刻はとても幅広く、大きく分けての三つのカテゴリに分類されます。

 

● 商品に直接文字や柄を彫り込む 製品彫刻

 金型の駒に文字や柄を彫り込む 金型彫刻

打刻や焼印に使用する 刻印

 

それぞれの彫刻を更に詳しくご説明いたします。

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製品彫刻を知る

ゴム型

金型彫刻を知る

刻印

刻印を知る

製品彫刻

製品彫刻 文字画像

製品に高級感を持たせる

製品彫刻は、様々な商品に直接文字や柄を彫り込むことにより、立体的な見た目や触った時の感触も味わえ高級感を持たせた製品にすることが可能となります。

更に、彫刻した凹みに色を入れて文字を目立たせる事が出来ます。

表札や看板・トロフィーやメダル・金属製筆記具の名入れ、高級ライターなど数多くの商品に使用されております。

 

 

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金型彫刻

金型彫刻 文字画像

二次加工の削減を実現

金型彫刻は、プラスチック金型・プレス金型・ダイキャスト金型・ゴム金型・ブロー金型などのキャビ駒やコア駒に文字や柄を掘り込み、その金型を用いて製品を成形することにより、凹凸の文字や柄が製品に映し出されます。それにより印刷やラベル貼りなどの二次加工の削減につながります。

多数個取りの金型には極小の数字のキャビナンバーを掘り込むことにより品質確保のための改善が可能となります。

また、高性能な切削機を使用し高精密な試作品やモデルに彫刻を作り上げます。

 

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刻印焼印

刻印 文字画像

量産性に適した印字

刻印は、硬い素材に印字するために金属で作られた印鑑や判子といえるでしょう。

反転した文字や柄を高性能な機械で金属に掘り込こみ、その刻印を製品に打刻することにより同じ文字や柄を印字します。

打刻方法は金槌を手動でたたく手打ちや、機械を使用した自動打ちがあり、刻印をする対象物の使用環境や材質・形状・目的により様々な形状の刻印になります。

連番号から型式・シリアル番号・ロット番号用などダイヤル式のナンバリング刻印、曲面への印字化可能なロールマーカー用刻印、箔押の彫刻版などがございます。

焼き印は、熱が伝わりやすい金属を使い刻印を使用し、木材・革・布・段ボールからお饅頭・はんぺんなどの食品に社名やロゴなどに熱で焦がして印字することが可能です。

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