東京工業彫刻協同組合(通称・東工彫)は昭和29年創立した60有余年に及ぶ歴史を持つ、日本で唯一の工業彫刻の協同組合です。
東工彫には彫刻機械および高精度工作機械を使い、さまざまな産業製品を作り出している企業が数多く集まっております。
東工彫では行政機関からの設備、作業環境、福利厚生などに関する援助、業界の最新情報、有利な条件での機械購入といったサービスを組合各社に提供しています。
東工彫は彫刻だけにとどまらず、産業界の幅広い分野の仲間が集まり、懇親を深めながら経営や技術に関する情報交換を行っております。
組合員の相互扶助の精神に基づき組合員のために必要な共同事業を行い、組合員の自主的な経済活動を促進しその経済的地位の向上を図ることを目的としております。
(1) 機械工具、作業用具の共同購入、購入の斡旋、そのほか組合員の事業に関する共同事業
(2) 組合員の経済的地位の改善のためにする団体協約の締結
(3) 組合員の事業に関する経営及び技術の改善向上または組合事業に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
(4) 組合員の福利厚生に関する事業
(5) 前各号の事業に付帯する事業
この度、当組合の理事長を拝命しました藤田進と申します。これまで多くの諸先輩の方々や、商社・機械メーカー様の協力の下築き上げてきた実績と信頼を踏まえ、業界の更なる発展の為に全力を尽くす所存でございます。振り返れば我が業界は、リーマン・ショックや東日本大震災をはじめとした、多くの経済的な危機に見舞われ、少なからぬ打撃を受けました。しかしその都度、組合員の仲間と共に叡智を結集し、雇用の確保や技術の継承に努めたという 誇りを忘れてはいけません。小さな企業の集合体ですが、日々の技術革新や人材教育等の地道な努力を図ることで、必ずや皆様の企業、更には製造業日本の発展に繋がるものと確信しております。なお就任中はスピーディーな対応と細やかな配慮を心掛け、業界への貢献につなげる責務を果たして参りたいと思っております。今後ともご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
東京工業彫刻協同組合 理事長 藤田 進