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工業彫刻を知る

◾️工業彫刻とは、

高精度・高耐久・高付加価値。 『あとから貼る』を『最初から彫る』に変えることで高級感をプラスする、製造現場の新たな選択肢。

工業彫刻とは、まさに最高級の加工技術といえるでしょう。

工業彫刻は、製品や金型、刻印に直接文字や模様を高精度に彫り込む加工技術です。

彫刻機・レーザー加工機・NC工作機などの先端機器に加え、細部では職人による手作業を組み合わせることで、ミクロン単位の精度と繊細な意匠を両立できます。

一見すると工芸的な加工にも見えますが、工業彫刻はあくまで製造現場で活用される『実用技術』。

印刷・シール・ラベル・エンボスといった従来の手法に代わる手段として、耐久性や工程削減、さらには製品価値の向上に大きく貢献します。

◾️工業彫刻の特徴

剥がれない・消えない・劣化しない

素材そのものを加工する「彫刻」のため、風雨・摩耗・経年劣化に対して高い耐性を持ちます。屋外や過酷な環境でも、半永久的に情報を保持できます。

小ロットでも高品質

1点ものの記念品から量産製品まで対応可能。試作・限定生産・高級ブランド商品の加飾など、小ロット・多品種に柔軟に対応できます。彫刻後に色を差すことも可能で、印刷では表現できない立体感や高級感を演出できます。

加工工程の短縮

金型に情報や意匠を直接彫刻することで、成形品への一体転写が可能になり、印刷やラベル貼付といった二次加工工程を省略できます。これにより製造工程の合理化とトータルコストの削減につながります。

◾️工業彫刻の種類

工業彫刻はとても幅広く、大きく分けての三つのカテゴリに分類されます。

● 商品に直接文字や柄を彫り込む 製品彫刻

● 金型の駒に文字や柄を彫り込む 金型彫刻

● 打刻や焼印に使用する 刻印

製品彫刻

製品に直接、情報や高級感をプラス

製品表面に直接、文字や模様を彫り込むことで、視覚的・触覚的な付加価値を生み出します。存在感と特別感を求められる製品に最適です。高級感ある仕上がりは、ブランド価値を高める演出にもなります。

金型彫刻

製造工程に情報を組み込む

プラスチック・金属・ゴムなどの金型に文字や模様を彫刻することで、製品成形時に情報を直接転写できます。印刷・ラベル貼付が不要となることで、工程の削減・品質の安定化・トレーサビリティの向上といった効果が期待できます。

刻印

安定した反復印字に最適

金属に反転文字や模様を彫刻した「スタンプ」を製作し、製品に打刻。型式・ロット番号・ブランドロゴなどを安定して印字できます。ナンバリング・ロール印字・焼印などへの展開が可能で、木材・革製品・食品など幅広い素材に対応します。